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マッチングサービスの運営を9年やっていました。佐伯です。
「結婚相談所 男性 ひどい」で検索すると、出てくる記事はだいたい女性向けです。こんな男性に会ってがっかりした、という体験談。
男性側からすると、なかなかしんどい検索結果だと思います。これから使おうか迷っている人なら、なおさらです。
ただ、この話には続きがあります。「ひどい」と言われている中身を具体的に見ていくと、そのほとんどが直せる部分でした。そして直せるということは、直した人が相対的に上に立てるということです。
今日はその中身を、運営側から見えていた範囲で書きます。読んだあとの結論は、たぶん検索前の予想とは逆になります。
そもそも何が「ひどい」と呼ばれていたのか
先に整理しておきます。女性が「ひどい」と言うとき、それは年収や職業の話ではありませんでした。
運営に届いていた不満を分解すると、出てくるのは毎回この4つです。
- 清潔感がない(手入れをしていないと伝わる)
- 会話が一方通行(質問攻めか、自分語りのどちらか)
- 段取りが雑(店を決めない・当日に探し始める・会計でもたつく)
- 相手へのリスペクトがない(悪気なく失礼なことを言う)
見ての通り、どれも生まれつきの要素がひとつもありません。顔でも身長でも年収でもない。全部あとから直せる部分です。
ここが今日いちばん伝えたいことです。「ひどい」の中身は、才能の話ではなく準備の話でした。
元運営の視点: 逆に言うと、条件が良くても準備をしていない人は容赦なく「ひどい」に分類されていました。年収で下駄を履けるのは最初の一瞬だけです。
「男性のレベルが低い」と言われる本当の理由
これも検索でよく出てくる言い方です。運営側から見ていた実感を、正直に書きます。
レベルが低いのではなく、準備をしていない人の比率が高い、が実態に近いです。
理由は構造的なものです。結婚相談所やマッチングアプリに登録する男性の多くは、「登録すれば何かが変わる」と思って入ってきます。写真を撮り直す、プロフィールを練る、会話の型を用意する。そういう準備をしてから入る人は、体感でかなり少数でした。
一方、女性側は入会の時点でかなり準備をしてきます。写真も、服装も、話し方も。この非対称が「レベルが低い」という言葉になって出てくる。
つまり母集団の質の問題ではなく、準備量の差です。そしてこれは、あなた個人には関係のない話です。あなたが準備をすれば、その瞬間に分布の上側に移動します。
容姿は、思っているほど見られていない
「結婚相談所 男性 容姿」で調べる人が多いので、ここも書いておきます。
運営で何千人分もの結果を見てきた立場から言うと、造形の良し悪しで結果が決まっていたケースは、想像よりずっと少なかったです。
顔が整っていても選ばれない男性は普通にいました。逆に、造形の話をすれば平凡でも、途切れずに会えている男性もいた。
差がついていたのは、手入れの総量です。髪、肌、爪、髭、服のシワ、靴。どれも顔ではありません。
元運営の視点: 見た目が結果に与える影響は、体感で8割以上あります。ただしその「見た目」の中身は、顔の造形ではなく手入れの総量でした。ここを取り違えると、努力の方向がずれます。
具体的に何をどの順番で直せばいいかは、清潔感の減点の順番をまとめた記事に書いています。女性から届いていた不満を、多かった順に並べたものです。
写真については自撮りをやめるだけで反応が変わった話もあわせてどうぞ。
ここからが本題|「ひどい男が多い」は、あなたには有利に働く
さて、ここまでの話を裏返します。
準備をしていない男性の比率が高い市場は、準備をした男性にとって有利な市場です。
これは精神論ではなく、単純な相対評価の話です。競合が弱い場所で丁寧にやれば、同じ努力でも結果が変わる。
そして結婚相談所には、もうひとつ構造的な事情があります。
結婚相談所は、慢性的に男性が足りていない
「結婚相談所 男性不足」という検索が一定数あります。これは実態を反映しています。
多くの相談所や連盟で、女性会員のほうが多い状態が続いています。理由は単純で、女性のほうが「お金を払ってでも真剣に探す」という判断に早く至るからです。
アプリの世界とは真逆です。アプリは男性が余っていて、女性の受信箱が埋まる。相談所はその逆になりやすい。
つまり同じあなたでも、市場を移すだけで立ち位置が変わるということです。この記事全体で言いたいのは、結局これに尽きます。
元運営の視点: 「アプリでうまくいかないから相談所は無理だろう」と考える人がいますが、順序が逆です。アプリで埋もれていた人が相談所で普通に会えるようになる、というのは実際によく起きていました。埋もれていたのは能力ではなく、市場の中での位置です。
それでも相談所でうまくいかない人の共通点
とはいえ、相談所に移れば自動的にうまくいくわけではありません。ここも正直に書きます。
うまくいかない人には、はっきりした共通点がありました。
受け身のまま待っている
これが最も多いパターンです。相談所は担当者がついて紹介してくれるので、「紹介を待つだけ」になりやすい。
ただ、相談所の担当者は魔法使いではありません。こちらから条件を伝え、フィードバックを求め、断られた理由を聞く。この往復をする人としない人で、結果は明確に分かれていました。
「受け身で疲れた」という声をよく聞きますが、受け身だから疲れるんです。動いている人はそこまで疲れていません。
スペックで勝負しようとする
年収や学歴を前面に出す人がいます。相談所はプロフィールに条件が全部書いてあるので、そこで差別化しても意味がありません。相手はもう数字を見た上で会っています。
会ってから見られているのは、数字ではなく振る舞いの方です。
断られるたびに条件を下げる
数回断られると、希望条件を機械的に下げていく人がいます。ただ、断られた理由が条件のミスマッチではなく準備不足だった場合、条件を下げても同じ結果が繰り返されます。
先に直すべきは相手の条件ではなく、自分の見せ方です。
相談所を使うかどうかの、現実的な判断基準
ここまで読んで「自分はどうすべきか」と思った方へ、判断の目安を書いておきます。
アプリを半年以上まじめに使って、写真とプロフィールも直したのに会えていない。この状態なら、市場を移す価値があります。逆に、まだ写真すら直していないなら、先にそちらです(お金がかかりませんから)。
1〜2年以内に結婚したいという期限があるなら、相談所は合理的です。相手も同じ期限で動いているので、交際から結論までが速い。
自分の市場価値がわからないという状態なら、まず無料相談だけ受けてみるのが早いです。第三者に客観的に見てもらうと、直すべき場所がはっきりします。
アプリに疲れて切り替えを考えているタイミングについては、潮時のサインをまとめた記事に詳しく書いています。
無料相談は、入会しなくていい
最後に実務的な話をします。
相談所の無料相談に対して「行ったら断れないのでは」と身構える人が多いのですが、相談所によって営業の強さはまったく違います。ここは事前に確認しておく価値があります。
たとえばシーネット結婚相談所は、無理な入会営業や後追い営業をしないことを明示しています。少人数の担当制で、男女両方のカウンセラーが在籍している構成です。結婚相談所連盟の成婚優秀賞を含め、8年連続で受賞しているという実績も公開されています。
横浜・川崎エリアが拠点ですが、Zoomでのオンライン面談に対応しているので、遠方でも相談だけなら受けられます。
元運営の視点: 無料相談は「入会するかどうかを決める場」ではなく、自分が今どう見られているかを他人の目で確認する場だと思ってください。そこで言われたことを持ち帰って、アプリを続けるという選択もあります。使い方はこちらで決めていい。
まとめ|「ひどい」の中身は、全部あとから直せる
- 「ひどい」と呼ばれていたのは、清潔感・会話・段取り・リスペクトの4つ。生まれつきの要素はひとつもない
- 「レベルが低い」の実態は、準備をしていない人の比率が高いということ。あなたが準備をすれば分布の上側に移動する
- 容姿は思っているほど見られていない。差がつくのは手入れの総量
- 結婚相談所は慢性的に男性が足りていない。市場を移すだけで立ち位置が変わる
- ただし受け身のままだと結果は出ない。スペックで勝負しようとするのも逆効果
9年やって確信したのは、うまくいかない原因のほとんどが能力ではなく位置と準備だったということです。
「ひどい男が多い」という評判は、あなたにとって悪い知らせではありません。準備した人が少ない市場だという意味です。そこで丁寧にやれば、同じあなたでも結果が変わります。
まずは減点をなくすところから。順番は清潔感の記事に、市場の選び方は年齢と目的で選ぶ診断記事にまとめています。
※本記事に記載したサービスの内容・実績は、2026年8月時点で広告主が公開している情報にもとづきます。料金や条件は変わることがあるので、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
※本記事で紹介したサービスは18歳未満(高校生を含む)は利用できません。
> 連載「運営時代に見た男たち」をnoteで書いています。



