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9年間、マッチングサービスを運営する側にいました。佐伯です。
先に立場をはっきりさせておきます。僕は結婚相談所の人間ではありません。仲人でもないし、相談所を経営しているわけでもない。
「結婚相談所 仲人」で検索すると、上位に出てくるのはほとんどが相談所の公式サイトか、相談所を比較して紹介するサイトです。どちらも仲人型を勧める側の記事です。
一方で、Yahoo!知恵袋には「仲人の人が何もしてくれない」という質問が上がっています。
勧める記事だけを読んで決めるのは、少し危ない。そう思ったので、この記事を書きます。
僕には、この話を書ける理由が1つだけあります。運営側にいたとき、自分で仲人のようなことをしてみた経験があるからです。その結果を見て、アプリと相談所の違いがどこにあるのかが、はっきり分かりました。
【結論】仲人型が向いている人・向いていない人
先に結論です。
向いている
- アプリで会えてはいるのに、2回目につながらない人
- 何が悪いのか分からないまま、同じ失敗を繰り返している気がする人
- 結婚を前提に、1〜2年のうちに相手を見つけたい人
- 自分の条件や性格を、第三者の言葉で相手に伝えてほしい人
向いていない
- 費用をかけずに、まず出会いの数を増やしたい人
- 相手選びをすべて自分でやりたい人
- 担当者からの指摘を受け入れる気持ちの余裕がない人
理由を、僕の経験から順に説明します。
そもそも仲人は何をする人か
結婚相談所には、大きく分けて2つの型があります。
| 仲人型 | データマッチング型 | |
|---|---|---|
| 相手探し | 担当が一緒に考える・紹介もする | 会員が自分で検索して申し込む |
| お見合いの調整 | 担当が間に入る | システム上で進める |
| 交際中の相談 | 担当に相談できる | 基本は自分で進める |
| 費用 | 高めになりやすい | 抑えめのところが多い |
仲人型の「仲人」は、相談所によって婚活カウンセラーやアドバイザーとも呼ばれます。担当として1人の会員につき、相手探しから、お見合いの日程調整、交際中の相談、成婚の手前まで伴走するのが一般的な役割です。
ここまでは、どの記事にも書いてあります。
僕が書きたいのは、なぜ間に人が入るだけで結果が変わるのかという部分です。これは勧める側の記事にはあまり出てきません。
運営なのに、仲人のようなことをしていた頃の話
運営をしていた頃、男性会員から相談を受けることがありました。
有料プランに入って、真面目に活動している。それなのに、女性とは毎回うまくいかない。そういう相談です。
どこを直せばいいのか、本人にはもう見当がつかない状態でした。
そこで、何度か踏み込んだことをしました。その人に合いそうな女性を、こちらで見繕って紹介したんです。
そして女性側にも、会う前に「この男性はどんな人で、どういうところがあるのか」をある程度伝えておきました。
すると、普通にマッチングしたときよりも、デートがスムーズに運ぶことが多かったんです。
本人が急に変わったわけではありません。変わったのは、会う前に相手が知っていた情報の量でした。
間に人が入ると、なぜ結果が変わるのか
この経験のあと、何度か考えました。答えは3つあると思っています。
1. アプリは「情報がほとんどない状態」で会う
アプリの出会いは、写真と短い文章だけで判断して、会ってから答え合わせをする仕組みです。
しかも運営画面で見ていた限り、女性はプロフィール文をあまり読んでいません。届く数が多いので、写真で絞ってから、残った人の文章だけを読む。男性が丁寧に書いた自己紹介は、半分も届いていないことが多い。
つまり多くの場合、女性はほぼ写真の印象だけで会いに来ています。そして会ってから「思っていた人と違う」が起きる。
仲人が間に入ると、ここが変わります。会う前に、相手はあなたのことを人から聞いて知っている。写真だけの印象で会いに来るのとは、スタートの位置が違います。
2. 第三者の言葉は、自己申告より信用される
プロフィールに「真面目です」「優しいと言われます」と書いても、読む側には判断材料になりません。自分で言っている性格だからです。
同じことを、第三者が言うと重みが変わります。
「この人は約束の時間に遅れたことがない」「話を最後まで聞く人です」。これを担当者から聞いた女性は、それを前提にあなたを見ます。
自分では言えない長所を、代わりに言ってくれる人がいる。これが仲人の一番大きな価値だと、僕は思っています。
3. うまくいかなかった理由が、返ってくる
これが、アプリとの一番の違いです。
アプリでは、女性はたいてい何も言わずに返信を止めます。理由は告げられません。
運営画面では両側が見えるので、なぜ終わったのかがこちらには分かります。1通が長すぎて疲れさせていた、話し方が少し上からだった、いつまでも誘わなかった。でも、本人には最後まで伝わらない。
だから、同じ失敗を次の相手でも繰り返します。運営をしていて、これが一番もったいないと感じていた部分でした。
仲人型では、断られたときに理由が担当者経由で返ってくることがあります。耳の痛い話もあります。でも、直す場所が分かる。アプリで何年も消耗していた人が、相談所に移ってから変わることがあるのは、ここが大きいと思っています。
「仲人が何もしてくれない」と感じるのはなぜか
知恵袋の質問に戻ります。
仲人型に入ったのに、担当が何もしてくれない。紹介もないし、相談しても反応が薄い。こういう声は、実際にあります。
運営側の視点で言うと、原因の多くは1人の担当者が抱えている会員の数です。
担当する人数が多すぎると、1人あたりにかけられる時間は当然減ります。紹介を考える時間も、相談に乗る時間もなくなる。「仲人型」という看板でも、実際の中身はデータマッチング型とあまり変わらない、ということが起きます。
だから、仲人型を選ぶときに一番確認すべきなのは、担当者1人が何人の会員を見ているかです。
これは入会前の無料相談で聞けば答えてもらえることがほとんどです。答えを濁すところは、それ自体が判断材料になります。
仲人型のデメリット
良いことだけ書くと嘘になるので、デメリットも書きます。
費用が高くなりやすい
入会金・月会費に加えて、成婚したときに成婚料がかかる相談所が多いです。総額で見ると、アプリの月額とは桁が変わります。
担当者との相性がすべてになる
仲人の価値は、担当者の力量と相性にかなり左右されます。合わない担当者だと、指摘がただのストレスになることもある。
紹介される人数は、自分で探すより少ないことがある
仲人が選んで紹介する分、数は絞られます。数で勝負したい人には物足りない場合があります。
結局、自分で動く必要はある
仲人は代わりにデートをしてくれるわけではありません。担当に任せきりにすると、何も起きないまま月会費だけが出ていきます。
仲人型を選ぶ前に確認する3つ
無料相談で、この3つだけは聞いておくと失敗しにくいです。
- 担当者1人あたりの会員数。少ないほど、1人に割ける時間が増えます
- 異性のカウンセラーがいるか。男性の弱点は、女性のカウンセラーの方が気づきやすいことが多いです
- 入会しなかった場合の対応。無料相談のあとに強い勧誘があるかどうか。ここは相談所によってかなり差があります
料金は、月会費だけでなく成婚料まで含めた総額で比べてください。
担当者との近さで選ぶなら:シーネット結婚相談所
上の3つの条件に合う相談所の例として、シーネット結婚相談所を紹介します。
2026年9月12日時点、公式サイトで確認した内容です。
- カウンセラー1人あたりの会員を20人までに限った少人数制
- 男性・女性両方のカウンセラーが在籍。異性の目線でのアドバイスを受けられる
- IBJ加盟の相談所で、IBJ AWARDを含め9年連続で表彰されていると公式サイトに記載
- 完全予約制の個室での面談に加えて、Zoomでのオンライン面談にも対応。横浜・川崎が拠点ですが、遠方からでも相談できます
- プロフィール写真の撮影や、婚活用の服選びへの同行もサポートに含まれる
- 無料相談は入会前提ではなく、無理な勧誘や追いかけの営業はしないと公式に明記している
料金は公式サイトで公開されています(すべて税込)。
| 入会金ありコース | 入会金分割払いコース | 短期成婚を目指すコース | |
|---|---|---|---|
| 入会金 | 100,000円 | 0円(月会費に含む) | 100,000円 |
| 月会費 | 8,000円 | 15,000円(16ヶ月目以降8,000円) | 5,000円 |
| お見合い料 | 月会費に含む | 月会費に含む | 1回5,000円 |
| 成婚料 | 1年以内200,000円/1年以降250,000円 | 1年以内200,000円/1年以降250,000円 | 4ヶ月以内100,000円/1年以内200,000円/1年以降250,000円 |
入会月の月会費が無料になるなどの特典もありますが、条件があるので、無料相談で確認してください。
「相談したら入会を迫られそう」という理由で一歩目をためらっている人には、相性の良い相談所だと思います。
アプリをやめる前に、やっておくこと
最後に、相談所に移る前の話をしておきます。
相談所は、費用が一桁変わる決断です。アプリで結果が出ない原因が、自分にあるのか、場所にあるのかを先に切り分けておくと、判断を間違えにくくなります。
- 入る前に「自分はやめておいた方がいいタイプか」を確かめたい人は、「結婚相談所はやめとけ」は本当かに、やめた方がいい男性4タイプと契約前に確認することをまとめました
- アプリから相談所へ切り替える「潮時」の見分け方は、マッチングアプリに疲れたら読む記事に書きました
- 相談所で女性が男性のどこを見ていたかは、「結婚相談所の男性はひどい」は本当かにまとめています
- 40代で、若い層の多い場所で戦っている気がする人は、40代男性がうまくいかない本当の理由も参考になると思います
- アプリも含めて、年齢と目的で場所を選び直したい人は、年齢×目的の診断からどうぞ
よくある質問
Q. 仲人型の結婚相談所とは何ですか?
担当の仲人(カウンセラー)が1人の会員につき、相手探し・お見合いの調整・交際中の相談まで間に入って伴走する型の相談所です。会員が自分で検索して申し込むのが中心のデータマッチング型と対になる呼び方です。
Q. 仲人型のデメリットは何ですか?
費用が高くなりやすいこと、担当者との相性で満足度が大きく変わること、紹介される人数が絞られることです。そして担当に任せきりにすると何も起きないので、自分で動く必要はあります。
Q. 仲人型でおすすめの相談所はどう選べばいいですか?
知名度よりも、担当者1人あたりの会員数、異性のカウンセラーがいるか、無料相談のあとに強い勧誘がないか、の3つで選ぶのが確実です。料金は成婚料まで含めた総額で比べてください。
まとめ
- 結婚相談所の仲人は、相手探しから交際中の相談まで、間に入って伴走する人
- 間に人が入ると結果が変わるのは、①会う前に情報が渡る ②第三者の言葉は自己申告より信用される ③うまくいかなかった理由が返ってくる、の3つがあるから
- 「仲人が何もしてくれない」の多くは、担当者1人が抱える会員数の問題
- デメリットは、費用・担当者との相性・紹介の数・任せきりにできないこと
- 選ぶ前に、担当人数/異性カウンセラーの有無/勧誘の方針の3つを無料相談で確認する
運営をしていた頃、自分で仲介してみて分かったのは、同じ人でも、間に誰がいるかで結果が変わるということでした。
アプリで何度も同じところで止まっているなら、足りないのは努力ではなく、間に入って理由を教えてくれる人なのかもしれません。
※本記事の料金・サービス内容は、2026年9月12日時点でシーネット結婚相談所の公式サイトを確認したものです。料金・特典・入会条件は変更される場合がありますので、必ず公式サイトおよび無料相談で最新の情報を確認してください。



